用語「教育会」



 主に各学校の教育方針や教育内容を考えていく民間組織。
 ハワイ各島にそれぞれ教育会が設立されたが、アメリカに生まれた子どもは親の国籍にかかわらずアメリカ国籍を取得することと、日本人の間に生まれた子どもだから日本語教育は当然受けるべき、といった相反する2つのシステムをどう乗り越えていくかが論議された場となっている。
 ハワイ全体における教育会は、1912年のマウイ島教育会の研究会において設立が提案され、各島へ呼びかけられた結果、1915年に作られた。
 発会式においては、奥村多喜衛が牧師として出席している。

※「ハワイ日本語学校教育史」小沢義浄著、ハワイ教育史、1972年、P.57〜P59を参考。